＜広視野 × 高精度＞ 画像処理システムによる自動検査化 ～黒点有無検査の導入～
三紀化学工業では、デザイン性や利便性の向上による製品改良を行い、より複雑な形状にも対応しています。 製品の高付加価値化を追求するとともに、ロス率を下げることにも注力しています。 目視による検査工程のみでは発見できない黒点サイズのキズも、先鋭の画像処理システムによる検査カメラを導入することで、検品精度を大幅に向上させることができます。 このシステムにより複雑な検査も安定して高速処理することが可能になりました。 複雑化した形状の製品検査も0.2mm以上の黒点サイズまで不良を検出することが可能になり、歩留まり率は格段に向上します。さらに熟練スタッフの目視と合わせて、厳しい検査を経てより高品質な製品に仕上げています。
＜しなり × 耐久性＞ヒンジ形状の精度向上 ～耐久性の高い蝶番～
「ヒンジ」とは固定された軸を支柱として一方向へ回転できるようにした接合の状態のことです。 製品と一体化した形状のヒンジは、別途部品が不要でシンプル且つ、簡単に開閉できることからプラスチック製品には欠かせない構造となります。 原料を溶融状態にし、冷却によって固化・成形後、型から外され温度が下がりきらないうちに、繰り返し指定回数の開閉を行うことで、ヒンジが形成されます。この工程でしなりを付け、製品の耐久性を強化しています。ヒンジ間の距離、開いたヒンジ形状・角度などが緻密に影響し合って、スナップ感や閉じるときの感触が左右されるため、使い心地を追求した構造に仕上げています。 ヒンジ構造の違いで直接 指先から伝わる感覚や製品の使い勝手が大きく変わることから、細かな設定と調整を繰り返し、お客様へ納得いく製品をお届けしています。
